名も知らぬ詩、2005年 ② ・冬の陽(2)あなたのカケラが飛んできて刺さる /その他
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・Pastel
緑が緑になる
君の夢をみた
ただそれだけで
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・おにぽて
ひらがなで書くとかわいい
やだ ごめんなさい
ちょっぴり可笑しいの
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・4丁目のクレーン --- たっくんのたんこぶ
夢ちゃん: …夜になると灯りがついてね、ななめった東京タワーみたいなの♪
たっくん: 怪獣みたいだ!
夢ちゃん: きれいなのよ?
たっくん: 怪獣だ!
夢ちゃん: 青と赤の灯りがね、てっぺんと途中に、
たっくん: ガオーーッ!
夢ちゃん: ……。
たっくん: ……。
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・やわらかな便箋
なにか あったのかな
午後三時
お日様の横顔に立ち止まる
苦笑いで首をふり
ふたたび歩く
お日様はいつだってあるのに
こちらの都合で夜を朝を
気のせい
さっきの
濡れた指で水面に触れたような心地は
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・(2005.6.15)
あんな近くで見つめ合うのは 初めてで
ちょっぴり怖かった
うそ
ほんとはすごく怖かった
ようやく落ち着いて
スモモをかじってる
うそ
ほんとはどきどきしてる
あ
こんなに酸っぱいんだ 種のとこって
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・冬の陽(2) --- あなたのカケラが飛んできて刺さる
あなたのそれは
この まつげのすき間からこぼれて
そっと旅立ちました
どこか遠い国で
パンになるかもしれません
靴になるかもしれません
花になるかもしれません
だれかのあくびや
林檎のつるになるかもしれません
いつか
可愛いみなしごが
あなたのもとを訪れたなら
そのときは
どうか
抱きしめてあげてください