名も知らぬ草に 2008年 ③
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・12.11(木曜)
クマさんとの部屋を離れて三ヶ月。 メールはお互いを気遣う言葉が多くなって。
夜。別れの手続きのことを告げる。なじられるのは覚悟していた。長い電話。泣きじゃくるクマさん。かける言葉を探すうち、わたしの携帯の電池は無くなった。ママごめんなさいの声を耳に残したまま、布団に入る。
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・12.21(日曜)
昨日。歯が痛む。何かの罰のように思う。
早朝。お湯をわかして珈琲と白湯をいれる。 大貫妙子、KEANE を聴く。窓の外は指先のしびれるような冷え込み。 夜が明ける。今日という本の、まだ何も書かれていない頁をみつめる。そして目をとじる。とじていてもわかる。頁は白く温かく光りながら、わたしを見つめているのだった。 わずかではあるけれど。取り戻しつつあるのらしい。
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・12.25(木曜)
昨日。久々にどん兵衛の天そば。テレビCMでそばがまっすぐになったというので検証してみた。 たしかにまっすぐ。ちぢれてない。いままでのどん兵衛を思い出し、この麺とどちらがいいか考える。うーん。 いい悪いでなく好き嫌いで考えてみる。うーーーん。 悩ましい。
午後。コンビニで別冊マーガレットと週刊モーニングの表紙を眺める。サンデー毎日を手にとり、北大路公子という人のコラムを読む。某日記に度々登場するので気になっていた。おぉ。面白い。 ファッション雑誌を購入して、日なたを歩く。今日は暖かい。コートの襟をゆるめて歩く。