名も知らぬ詩、2004年 ③
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・乾いた目尻は 眩しそうに BGM:イーグルス「Take It Easy」
何か見つけたかい。 雲もないだろう。飛行機が通るのは明日だ。 何もないだろう。 運がよけりゃあいつが通る。ハリスホーク。あいつはなんでも持ってっちまう。むかし、昼飯をとられた。いや、くれてやったのさ。 嘘だよ。そんなもん食わない。あいつは生きてるもんしか食わない。
コーヒーはどうだ。自慢じゃないが、世界一うすいぜ。どうだい。まずいまずいって笑い転げてみないか。ついでに埃っぽい靴で、石をけとばしたらいい。
あんたはどこへ行くんだ。 決めてないのか。そりゃいい。 俺か? 俺はとりあえず、むこうだ。あいつが待ってる。 いや、恋人じゃない。 もっと大事なやつさ。
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・電柱から電柱へ
しゅんとなってる
太陽電池の君よ
夕焼けなんか放って
たばこ屋の先までいこうか
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・蕾
頬染める君よ
活字や
色や
音符や
そんなものに
なってはいけない
心染める君よ
ただ ただ
ほんとうに なれ
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・海鳴り
いっそ
貝の釦にでもなって
さらわれてしまおうか
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・
三月の宵は
フリージアの香り
あなたが 生きている
ということの怖さ
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・風の夜
新聞切り抜いて
花瓶の水替えて
はさみをありがとう
メダカがこっち見てる
砂糖入れに砂糖を足して
24:29
お湯沸かそう
旧ソ連から独立ですって
だけど
ね RYUさん
どうしてかどこか
おちつかないの